声優への道

私はこうして声優になった!

「ののちゃんシアター」の父たかし役で好演中のラベリテ・プロ所属声優「森末ひろあき」にインタビューしました。

森末ひろあき 写真

― 声優になろうと思われたのは、 いつですか?

 実は、子供の頃から声優に憧れてはいたものの、どうしたら実現できることなのか手段が分からなかったので諦めていました。そうして高校卒業後、寿司職人になろうと思い京都の寿司屋に就職したのです。でも、やはり心に忘れられない憧れというか、諦めきれない声優への思いがあったんでしょうね・・・気付いたら、とある声優専門学校に入学していました。

― そうだったんですか。で、声優専門学校は、どうでしたか?

 楽しかったですよ。友達もたくさん出来ましたし、1年コースだったんですが、あっという間に卒業でした。ただ、授業料が高かったので、経済的には苦しかったですね。
僕の場合は一旦就職してから入学したので、働いていた時の貯えがありましたけど、働きながら通っていた友達は少し大変そうでしたね。両親に出してもらえるような恵まれた環境の人が羨ましかったですよ(笑)。

― 卒業後はプロダクション預かりになられたのですか?

 はい。一応某プロダクション預かりにはなったのですが、これが苦しい時代でしたね。

― というのは?

 がんばってはいるものの、空回りしてるというか・・・なかなか役がつかなくて、悩みました。やっぱり、声優は無理なのか・・・と。

― それは意外なお答えですね。で、どうなさったのですか?

 声優は向いていないのか、実力不足なのか、それともただ運がないのか・・・って、いろいろ考えた末、一旦初心に戻ろうと思い某プロダクションを辞めました。

― それで?
毎日、自主練習をしながら、考えぬいた結果、自己のデモテープを声優事務所に送ってみようと思ったんです。

― それは積極的なアプローチですね。

 そうですね、今思えば出来ることは全てやろうっていう一念のようでしたね(笑)。
声優への思いが断ち切れないから、やるだけやって、それでも駄目なら潔く諦めようって思ったんです。

― で、結果はどうでしたか?

 送っても送っても何の反応もない日々が2年ほど続きました。
ただただ自主練習の日々でしたね。

― ラベリテ・プロに入られたきっかけは何ですか?

 ラベリテ・プロのプロデューサーさんが、僕のデモテープをたまたま聞いて下さっていて、お電話を下さったんです。

― では、ラベリテ・プロから仕事の依頼があったということですか?

 はい。「以前聞いた貴方の声が忘れられないのでお電話しました。是非、お願いしたい役があるのですが、どうですか?」って、始めてお電話頂いた時は、余りの嬉しさや、いま起こっていることが把握出来なくて、ぼんやりしてしまいました。
もちろん、「よろしくお願いします」って即答だったんですけど。「やったぞー」って叫んだのは電話を切ってからでしたね。ふつふつ、って嬉しさが込み上げてきて・・・あの時の感動はなかなか言葉には出来ないですね。
やってて良かった、って感じた瞬間でした。

― ひろあきさん、から見たラベリテ・プロはどうですか?

僕にとっては運命を変えたプロダクションですね。
プロデューサーが声優もされているので、声優の気持ちを分かって下さってますし、待遇もいいです。とても楽しく仕事をさせて頂いています。

― ところで、ラベリテ・プロには、養成所が併設されているのですが、どう思われますか?

 とてもいいことだと思います。
私は声優専門学校を出ましたが、時間の関係や経済的な都合等で通学が無理な方にとっては週末のみのレッスンというのは都合がいいし、カリキュラムを見るとクラス分けや昇級の仕組みなどしっかりしていて、フェアだなって感じました。
何より、最終的にはラベリテ・プロ所属になれるわけだし。

― では、最後にこれから声優を目指す方へ、一言頂けますか?

 夢は諦めたら、おしまいです。
夢を現実にするために、努力を積み重ねることも必要ですが、同じぐらい重要なことは出会いを大切にすることだと思います。
皆さんも頑張って下さい。